日中学生会議とのコラボで、シンポジウムを開催しました。
1.シンポジウム名
「日中平和構築ワークショップ - 激動の国際社会、流転する日中関係。『平和』と『友好』を今、問い直す」
2.日時 10月8日 (日) 14時00分 ~ 17時30分
3.場所 慶應義塾大学 三田キャンパス 421教室
4.その他 詳細については、日中学生会議HP<https://jcsc-japan.org>をご参照ください。
日中学生会議とのコラボで、シンポジウムを開催しました。
1.シンポジウム名
「日中平和構築ワークショップ - 激動の国際社会、流転する日中関係。『平和』と『友好』を今、問い直す」
2.日時 10月8日 (日) 14時00分 ~ 17時30分
3.場所 慶應義塾大学 三田キャンパス 421教室
4.その他 詳細については、日中学生会議HP<https://jcsc-japan.org>をご参照ください。
幹事(五十音順)
代表幹事 高原明生 東京大学教授
幹事 大澤武司 福岡大学教授
幹事 加茂具樹 慶應義塾大学教授
幹事 小嶋華津子 慶應義塾大学教授
幹事 諏訪一幸 静岡県立大学教授(事務局担当)
幹事 中村元哉 東京大学教授
幹事 別枝行夫 島根県立大学教授
開催日時:9月6日15:00-17:00[日本]/14:00-16:00[中国]
報告者:南京大学歴史学院副教授・孫揚氏
報告テーマ:回顧と展望――中国大陸の中華人民共和国史研究
開催形態:オンライン会議(Webex end-to-end版)
今回は、今後の中国の歴史学分野を担う孫揚氏をお招きし、中国における中華人民共和国史研究の現状を確認した。
このテーマは、日中両国の中国研究者にとって、頗る重要である。なぜなら、中国社会が自国史をどのように認識しているのかは日本の研究者がその性格を見極める際の重要な手掛かりとなり、それを知らなければ、相手への接し方を見誤る可能性があるからである。
本報告を通じて日本側の研究者が新たに得られた知見は数多くあるが、とりわけ印象深かったのは、次の二点である。日中の学術交流を持続的に発展させるためにも、大いに役立てたい。
1. 中華人民共和国史をどう呼称するのかが、一大争点となっていること。
2. 中華人民共和国史研究を発展させるためには、人文科学と社会科学を融合しなければならない、と考えられていること。
文責:中村元哉(東京大学)
開催日時:8月30日(月) 16時30分-18時30分
司会:加茂具樹(慶應義塾大学)
登壇者:
• 高田和加子 NHK国際部記者(元台北支局長)
琉球大学法文学部総合社会システム学科 政策科学・国際関係論専攻卒業、
慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修士修了(2008年)
• 八塚正晃 防衛研究所地域研究部研究員
慶應義塾大学総合政策学部卒業、同大学院法学研究科修士課程、博士課程修了(2016年)
• 呉文 株式会社ドーガン アソシエイトディレクター
慶應義塾大学総合政策学部卒業(2016年)
開催形態:オンライン会議(Webex)
大学や大学院で中国を学んだ後の私はどの様な道を歩むことになるのだろうか。これをテーマに、高田氏、八塚氏、呉氏をお招きし、「大学での中国研究とその後の私」を語ってもらい、参加者と対話を行った。
第1回目の登壇者は慶應義塾大学出身者ばかりであったが、異なる出身地と異なる業界での活動を踏まえて語られる内容は、大学という垣根を越えて共有される性質のものであった。コロナ禍の下で日本国内の大学間交流は少なくなるなかで、誰もが共有している話題をつうじて、活発な交流ができた(参加者は最大数で38名)。
1.交流人数は適正規模であった。
2.司会者は意図的に様々な大学に在籍している学生に質問を投げかけた。留学生からの積極的な発言を期待したい。
3.この企画は、日本国内の大学で中国を学んでいる学生間が、大学および地域を越えた交流を一層に活発化させるために効果的な活動であることを確認できた。今後も継続してゆきたい。
文責:加茂具樹(慶應義塾大学)
開催日時:7月2日18:00-19:30[日本]/17:00-18:30[中国]
報告者:南京大学社会学院副教授・朱安新氏
報告テーマ:中国社会の研究手法――『現代中国の社会と行動原理ー関係・面子・権力』(翟学偉著、朱安新・小嶋華津子編訳、岩波書店、2019年)を題材に
討論者:小嶋華津子(慶應義塾大学法学部教授)
早田寛(慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程)
開催形態:オンライン会議(zoomミーティング)
中国社会の営みを理解するには、どのような分析枠組みが有効だろうか。さまざまな理論や方法を比較検討しながら、中国社会の行動原理を解き明かした翟学偉・南京大学社会学院教授による著書を題材に、編訳者であり、ご自身も中国と日本をフィールドに社会分析をしてきた朱安新氏に、中国社会の研究手法について語っていただいた。
朱氏によれば、改革開放と市場経済化を経て、中国では個人と国家の間の一元的な組織関係は変化し、個人と政治の関係は一党支配の統治によって、個人と市場の関係は多様な企業組織によって再編された。しかし、個人と社会との間に生ずるだろうと想定されていた中間組織は、疑似閉鎖的な人間関係、疑似血縁的な人間関係が維持されたことにより期待通りの発展を遂げず、「関係」と「面子」を重んじる文化は温存された。
ご自身のこれまでの人生経験と引きつけながら展開された朱氏の講演は大変興味深く、参加者に、社会学分野における中国との学術交流の可能性を示してくれたものと思う。
文責:小嶋華津子(慶應義塾大学)
関係各位:
今般、以下の通り、「東アジアの平和と相互理解——エズラ・ボーゲル先生追悼フォーラム」を開催いたします。奮ってご参加下さい。
1.開催趣旨:
昨年12月20日、日中両国の研究者として多大な功績を残したエズラ・ボーゲル先生がお亡くなりになりました。享年90。ご高齢でしたが、亡くなる直前までお元気で、日本と中国、そして日中関係の今後に心を寄せていらっしゃいました。2014年3月、「新しい日中関係を考える研究者の会」が初めて開いたシンポジウムに、わざわざハーバードから駆け付けてご参加くださったことは記憶に新しいところです。
本フォーラムでは、ボーゲル先生をよく知る研究者や元外交官、ジャーナリストらがその業績やエピソードを語ります。それをよすがに、日本と中国の、そして東アジアの平和と相互理解のために我々がいま何をなすべきかについて考える機会としたいと思います。なお、本フォーラムは、「新しい日中関係を考える研究者の会」の活動終了を受けて発足する「日中関係論壇」に向けたイベントです。
2.日時:2021年3月13日(土)15時~17時
3.パネリスト:
(1)山田辰雄・慶応義塾大学・名誉教授
(2)平野健一郎・東京大学/早稲田大学名誉教授
(3)横井裕・前在中国日本大使
(4)益尾知佐子・九州大学准教授
(5)峯村健司・朝日新聞編集委員
4.開催方式と参加方法:
Zoomによるオンライン開催といたします。
以上です。一人でも多くの方のご参加を願っています。
日中関係論壇 代表幹事 高原明生(東京大学)